アレルギー性皮膚炎・症状とその原因


アレルギー性皮膚炎は病原体を排除しようとする免疫の反応が、決まった抗原に対して過剰に起こる事によって出るかゆみや、発疹です。
症状は、軽い人から重症の人まで様々です。

アレルギー性の湿疹には"じんましん"のような急性のものと金属アレルギーのような遅延的なアレルギーが存在する。
アレルギー性またはアトピーの原因について1つは、まだ解明はされていませんが、家族内で起こるのが多い事やアレルギー鼻炎や喘息(ぜんそく)などの疾患を持つ場合が多い事からも遺伝的な原因が考えられています。
もう1つは環境が原因になる事が考えられている。
ダニやハウスダスト、カビ、有害物質、ストレスなどの心理的な要因、赤ちゃんに多いのは摂取している食べ物がアレルゲンによるアトピーです。

アレルゲンは血液検査で分かります。



脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)

最近では悩む人が非常に多いこの湿疹。
脂漏性皮膚炎は皮脂が多い箇所にでき、黄色みを帯びた白いフケのようなものを伴っているのが特徴的な症状で、
かゆみが他の湿疹に比べると少ないのも特徴がある
。 もともとは赤ちゃんやお年寄り、青年期に多く見られるのだが、最近では中年層にも増加していて脂漏性が原因で髪が薄くなって禿げて悩む男性が多い。

原因としてはマラセチアという真菌によるものと言われている。他に挙げられるのはビタミンB2やB6の欠乏やお酒の飲みすぎや精神的なもの、すなわちストレスが考えられる。
ビタミンB2を含む食品としては緑黄色野菜やレバーなど、ビタミンB6は大豆・レバー・卵・キャベツなどがある。
これらは有効な食物なので覚えておくと良い。

また、治療にはステロイドや抗真菌薬の外用薬が使われる事が多いが、悪化してしまう場合も多い。
皮膚科によっては漢方を使うところもあるので、そういう病院を探してみるのも良いでしょう。


接触性皮膚炎と治療

割と広く知られているのが接触性皮膚炎。"かぶれ"とも言われていますね。この湿疹は強い刺激によるものとアレルギーによるものが有ります。 アレルギー反応によるものといえば女性に多いのが化粧品が原因の接触性皮膚炎。 他には歯科でのかぶせものが原因で口の中に出来る場合もあります。 赤ちゃんですと"おむつかぶれ"が該当しますが、細菌が原因であることから、おむつが汚れたらすぐ取り替えることと赤ちゃんのお尻を清潔に保ってあげることで防ぐ事は可能だ。 治療としては、かゆみを抑える薬の処方やアレルギー反応を起こす物質を調べそれを除去する事や、 スキンケアでお肌を乾燥から守る事。 保湿するという事はお肌にとっては基本的でもっとも大切な事。 皮膚科ではステロイドやプロトピックを処方するところが多いですが、使い方の説明を詳しく聞き、 あまり長期的に使わないようにすることをおススメします。 なるべくなら使わないで治るのが一番ですね。